イスラエルを訪問中のアメリカのブッシュ大統領は9日、オルメルト首相と会談を行い、双方は、パレスチナとイスラエル問題やイラン核問題などについて意見を交わしました。
会談後の記者会見で、ブッシュ大統領は、「アメリカは、イスラエルとパレスチナが達成した和平協定を支持するが、和平とは、双方が互いに譲歩しなければならないことを意味している。イスラエルはヨルダン川西岸にある違法入植地を撤去すべきだ」と述べた上で、パレスチナの困難にアドバイスを提供するよう周辺アラブ諸国に呼びかけました。
オルメルト首相は、「イスラエルが中東和平ロードマップ計画を履行する態度は真剣である。イスラエルとパレスチナは両国の平和共存という夢を実現させるため、ともに努力している。しかし、パレスチナ武装勢力がイスラエルに対するテロ攻撃を停止しない限り、両国の平和は成り立たない」と強調しました。
イラン核問題について、ブッシュ大統領は、「国際社会がイランの核開発の面で一致した行動をとらないと、全世界の安全への脅威となる」と述べました。
(翻訳:洋)
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