国連のパン・ギムン事務総長は7日、「世界の発展、平和維持および気候変動などの分野における国連の役割を2008年、さらに強化させていくつもりだ」と述べました。
パン・ギムン事務総長はこの日、国連本部で開かれた記者会見で、「今年は、国連のミレニアム開発目標の達成期限である2015年までの中間年となる。しかし、多くの国、特にアフリカの国々がこの目標達成までには多くの課題を抱えている。国際社会は考え方を変え、新しい対策をとるべきだ。2008年、国連は発展問題をより重視していくだろう」と述べました。
パン・ギムン事務総長はまた、「2007年は気候変動への対応で新しいページが開かれた。今年は、気候変動に対応する人々の意識を高め、去年の良好な勢いを維持していきたい。このほか、国連の改革を引き続き推し進め、効率を高めていく」と述べました。
スーダンのダルフール問題について、パン・ギムン事務総長は、「スーダン政府と国際社会は約束を共に守るべきだ。国連とアフリカ連合の合同部隊ができるだけ早く配置される必要がある。まもなくエチオピアで開催されるアフリカ首脳会議の際にスーダンのバシル大統領と会談するつもりだ」と述べました。(翻訳:ooeiei)
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