中国国務院台湾事務弁公室の孫亜夫副主任に同行してアメリカを訪れている中国の専門家が、18日、「台湾当局が国連加盟のための住民投票を進めることは、深刻な結果を招く」と述べました。

　中国全国台湾研究会の許世セン氏は、取材に対し、「民進党は故意にこの問題を選挙と結びつけている。彼らは、このやり方が有利だと考え、これを利用していわゆる『台湾の主体的意識』を煽りたてようとしている。しかし、これは両岸関係を損なう上、台湾内部の政治と住民間の矛盾を激化させるものだ。また、長期的に見て、住民投票の結果は、台湾独立勢力に利用されるだけだ」と指摘。大陸が住民投票に反対する狙いは、台湾海峡地区の平和や安定の維持のためだという考えを強調しました。（翻訳　朱丹陽）