インドネシアのバリ島で開かれていた国連のCOP13気候変動枠組条約第13回締約国会議は15日夜、閉会しました。この日の会議では「バリ・ロードマップ」を採択し、2009年までに行われる予定の気候変動問題をめぐる交渉の主な議題について明確な行程表を作りました。
「バリ・ロードマップ」では、2009年末までに気候変動問題への対応のために交渉を行うことを決めており、主な議題について明確な行程表を作りました。また、2008年に気候変動に関する会議を4回開くことになりました。
このバリ・ロードマップに対する評価は様々です。国連のパンギムン事務総長は「ロードマップを採択したことは喜ばしいことである。各国は交渉で柔軟性と譲り合いの精神を見せた」と評価しました。一方、気候変動枠組条約のアイボ・デ・ブア事務局長は、「直面している任務は厳しく、速やかに行動を取る必要がある」と語りました。会議に参加した中国代表団の蘇偉副団長は「『バリ・ロードマップ』は人類が気候変動問題に対応する方向性を示した」と述べました。欧州委員会は「バリ・ロードマップ」の採択に歓迎の意を示し、「ヨーロッパはこのプロセスの推進に全力で努力する」という意向を示しました。(12/16 翻訳:Yin)
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