EUの欧州議会は13日フランスのストラスブールで本会議を開き、慰安婦問題で公式謝罪および被害者と遺族への賠償を日本政府に求める決議案を採択しました。
この決議案は「歴史的、法的、政治的な責任を認めて、元慰安婦らの女性と遺族に対し、公式な謝罪と賠償を行うべきである」と日本政府に要求しています。
慰安婦問題をめぐっては、河野洋平元官房長官が1993年、また、村山富市元首相が1995年、強制動員の事実を認める談話を発表しましたが、この決議案は「ここ数年、日本の一部の政治家はこの二つの談話を否定しようとしている」と批判しています。
欧州議会の決議はこうした傾向を非難するとともに、慰安婦問題をめぐる歴史教育の見直しを日本政府に求めています。(ジョウ)
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