第2次世界大戦で旧日本軍に強制連行された「従軍慰安婦」問題で、中国、韓国、フィリピン、オランダの被害者4人が27日、カナダの首都オタワで公聴会を開きました。被害者は、旧日本軍による残虐な行為を訴えた上で、日本政府が戦争で犯した罪を認め、「慰安婦」被害者に謝罪と賠償を行うことを促すよう、カナダに対し求めました。
4人は27日、カナダ議会で証言を行い、旧日本軍に与えられた苦痛を涙ながらに訴えました。その上でカナダに対し、「日本政府が、戦争で犯した罪を認め、被害者に謝罪し賠償を行うことを促してほしい」と求めました。
カナダ議会は今月28日、日本政府に対して、「慰安婦」問題で責任をとり、謝罪することを求める決議案を討議します。この決議案が採択されれば、カナダは、西側諸国ではアメリカやオランダに次いで、「慰安婦」問題について日本政府に謝罪を求める3番目の国となります。(翻訳:鵬)
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