アメリカ下院は6日、燃費の削減とクリーンエネルギーの使用を促進する新エネルギー法案を採択しましたが、ホワイトハウスはこの法案に拒否権を発動する構えを見せています。
この法案によれば、2020年までに、アメリカ自動車業界は自動車の燃費を40%削減し、少なくとも1ガロン35マイルの燃費にすることが義務付けられることになります。これは1975年以降、アメリカの国会が初めて立法を通じて燃費の削減目標を決めたことになります。法案には、再生可能な燃料の生産拡大を奨励する内容も含まれています。
民主党のペロシ下院議長はこの日、「この新法案の採択はアメリカがエネルギーの供給を確保することにプラスとなる」と述べました。しかし、ホワイトハウスは、「この法案は増税と燃料価格の値上がりを招く恐れがあり、誤った方向に導くもので、ブッシュ大統領は拒否権を行使することになるだろう」と声明を発表しました。(翻訳:KH)
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