韓国のキム・ジャンス国防相は3日間にわたって開かれる朝鮮と韓国による南北国防相会談に出席するため、27日、軍事代表団を率いて朝鮮のピョンヤンに向かいました。
今回の南北国防相会談は、朝鮮の最高指導者キム・ジョンイル氏と韓国のノ・ムヒョン大統領が10月、ピョンヤンでの首脳会談で開催に合意したものです。朝鮮側はキム・イルチョル人民武力相が代表団を率いて臨みます。伝えられたところによりますと、双方は軍事面での相互信頼などの問題を討議し、両国首脳が調印した『南北関係発展と平和繁栄に向けた宣言』を着実に実施していく方針だということです。
南北国防相会談は双方の最高レベルの軍事交渉ルートであり、朝鮮半島の軍事面での緊張した情勢を緩和させるために、2000年9月に韓国済州(チェジュ)島で第一回会談が行われました。今回は7年ぶりの国防相会談であり、朝鮮半島が分裂してから、韓国の軍事代表団が初めて民間航空機を利用してピョンヤンを訪れたものでもあります。
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