14日からソウルで開かれていた韓国と朝鮮の南北首相会談は16日午前、経済協力や西海(黄海)平和協力特別地帯の創設などに関する3つの合意文書を採択して閉幕しました。韓国のノ・ムヒョン(盧武鉉)大統領は、この会談に満足の意を示しました。
ノ・ムヒョン大統領は16日、朝鮮のキム・ヨンイル(金英日)首相一行を送別するため昼食会を開き、その席上、「朝鮮半島の統一を実現するには、南北両国民の心の隔たりを解消し、経済の格差を縮小することが重要だ」と述べました。その上で、「両国が現在実施している経済協力は、南北の統一を早める最もよい方法だ」と述べたほか、「今後の会談も順調に行なわれるよう共に努力していきたい」と語りました。
これに対し、朝鮮のキム・ヨンイル首相は、今回の会談を「民族の繁栄や統一に通じる道の出発点」とし、「ともに意志を固めて『南北の関係発展と平和繁栄に向けた宣言』を履行し、自主・統一の時代を迎えよう」と呼びかけました。(翻訳:鵬)
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