中国は中等職業教育、特に農村部における職業教育に力を入れています。今年も引き続き、学生の募集人数を増やしており、そのうち農村向けは550万人を上回るということです。
これは中国教育部の責任者が昨日、貴州市で開催された「農民訓練と貧困扶助・開発」フォーラムで明らかにしたものです。それによりますと、農村部で中学を卒業した人を対象に、職業教育を通して、都市部での就職を促そうと、昨年から、政府は都市と農村、そして東・西部地域が連携して専門学校を作ること、そして、学生募集規模を増やすよう促してきました。
現在、中国の「中等職業教育学校」の学生のうち7割は、農村部出身で、就職先は都市部や農業以外の分野が多くなっています。毎年、およそ100万人ほどの農村部貧困家庭からの学生が都市部で就職しています。今後、数年で、普通高校と同程度の学生数を目指し、800万人程度まで拡大することになっています。(翻訳 王秀閣)
|