北京宇宙飛行コントロールセンターによりますと、北京時間の4日午後6時に、中国初の月探査衛星「嫦娥一号」が地球から38万キロ離れたところに到着しました。地上の監視コントロールシステムが受けとったデータによりますと、衛星の各システムは良好に運行し、状態は安定しています。
「嫦娥一号」の軌道変更操作を担当した唐歌実氏は、「2日の軌道変更の後、私たちは各監視測定ステーションに来たデータに基づき、衛星の飛行軌道を細かく計算した。その結果、『嫦娥一号』がいまの軌道に沿って行けば、計画どおりの月からの高さに到着することがわかった。そして5日の午前11時、『嫦娥一号』は近月点で初の減速に入る」と述べました。
「嫦娥一号」は地球周回の軌道から月周回軌道への転換軌道に乗るまで4日間費やし、5日目には地球から約39万キロを離れたところに到着したものです。(翻訳:ooeiei)
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