中国の温家宝首相は2日、ウズベキスタンの首都タシケントで、上海協力機構の加盟国が区域の経済協力を深め、区域内の資金、資源、市場、技術と人材での強みを互いに補い合い、それを科学的に配置するよう呼びかけました。
温家宝首相はこの日、上海協力機構加盟国の首相理事会第六回会議に出席し、「上海協力機構の各加盟国は法律と法規を強化し、政策上の協調を強め、貿易と投資環境を絶えず改善し、協力機構の投資環境報告のいち早い制定に着手し、企業、特に中小企業間の交流と協力を支援しなくてはならない。各加盟国はまた、農業協力を展開する可能性を研究し、エネルギー、交通と電信分野の協力のためモデル的なプロジェクトを設けるべきだ」とした上で、各加盟国が医療衛生分野の協力、特に辺境地区の伝染病抑制における協力を強める必要性を強調しました。
温家宝首相はまた、「上海協力機構は開放を堅持するという原則を継続させ、本機構の主旨と原則に賛同する国と国際組織との対話、交流と協力を行うべきだ」と強調しました。
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