中国の国務委員でもある曹剛川国防相は、10月31日北京で、アメリカのブレジンスキー元安全保障担当補佐官と会談しました。ブレジンスキー氏はカーター政権時代に補佐官を務めました。
席上、曹国防相は、ブレジンスキー元補佐官に歓迎の意を示した上で、ここ数年、中米関係の発展に払った努力を高く評価し、「中米が健全な両国関係を保つことは、両国や国民の根本的利益に合致し、地域や世界の平和、安定、繁栄にプラスとなる」と語りました。
これに対し、ブレジンスキー元補佐官は「米中関係は、世界で最も重要な2国間関係の一つである。ここ数年、各分野における両国の協力は緊密になり、今後も、軍事面の交流をさらに拡大していきたい」と語りました。
また、ブレジンスキー元補佐官はこの日、北京で「グローバル化におけるアメリカと中国」と題する講演を行いました。この中で、ブレジンスキー元補佐官は「当面の米中関係は、建設的な方向に向かっている」とした上で、台湾問題について「アメリカは、台湾独立を支持しない。台湾の地位を変えようとする如何なる企みも国際社会に認められることはない」と述べました。(翻訳:コオリ・ミン)
|