ここ数年、人口高齢化に対応するため、中国各地で在宅老人に対する様々な形の訪問サービスが実施されています。
在宅老人に対する訪問サービスとは、コミュニティや社会が在宅老人の世話や医療看護、精神的慰問などのサービスを提供することを指します。
現在、多くの都市はコミュニティに在宅老人訪問サービスセンターを設立し、お年寄りたちに食事や洗濯、医療活動などのサービスを提供しています。
また、10月19日は旧暦9月9日に当たり、中国の伝統的な祭日、重陽節です。1989年、中国政府は重陽節を敬老の日に決めたので、この日、中国各地では様々な活動が行なわれました。
北京では、関係部門が文芸の夕べを主催し、お年寄りたちを招いて楽しんでもらいました。
また、東北地方の遼寧省鞍山市では、70歳代のお年寄りを対象に無料でバスに乗ってもらうイベントを行いました。
1990年代末から、中国はすでに高齢化社会に入りました。2010年には、中国の60歳以上の高齢者は人口総数の13%近くになると予測されています。(翻訳:玉華)
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