国連のパン・ギムン事務総長は10月16日の世界食糧デーを前に講演し、国際社会が協力し合って、飢餓を撲滅するために努力しようと呼びかけました。
パン・ギムン事務総長は、「食物を得る権利は1948年の『世界人権宣言』が与えた権利だ。しかし、今日の世界では、依然として8億以上の人々がつねに飢餓にさらされている。これは見すごすことの出来ない問題だ。我々のこの世界は資源と知識を擁し、道具と手段をも掌握しており、人々に食べ物を得る権利を実現させる能力がある」と述べました。
1980年、国連総会は決議を採択し、FAO・国連食糧農業機関を設立した10月16日を世界食糧デーにすることを決めました。これによって、世界の食糧問題に対する認識を高め、共同で、飢餓や貧困に対応していこうというねらいです。(翻訳 董燕華)
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