FOA(世界食糧農業機関)などが4日、ジュネーブで発表した調査結果によりますと、全世界では、毎日8.54億人が飢餓に苦しんでいるということです。
その報告はジュネーブ開催されている経済社会理事会(ECOSOC)の年次総会で発表されたものです。それによりますと、全世界の農業は今もさまざまな課題を抱えており、ミレニアム開発目標(MDG)が当初の予定通り2015年までに実現できるかどうかに大きく関わっているとしています。この飢餓人口は15年前より4500万人多く、また、南アジアでは、5歳以下の児童のうち、栄養不良による体重不足の人の割合が全体の半数に達しています。
報告では、アフリカ地域などの農業生産力のアップや農業技術を高めることなどが提唱されています。
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