中国共産党第17回全国代表大会は15日午前、北京で開かれ、中国共産党中央委員会の胡錦涛総書記が報告を行い、「中国は、終始変わることなく平和発展の道を歩みつづける」と述べました。
胡錦涛総書記は、「中国は国際紛争とホットな問題の平和的解決に力を尽くし、国際及び地域の安全や協力を促し、いかなる形のテロリズムにも反対する。中国は防御的な国防政策を実行しており、軍備競争には加わらず、いかなる国に対しても軍事的脅威になることはない。中国はさまざまな形の覇権主義と強権政治に反対し、永遠に覇権を唱えず、拡張も行わない」と述べました。
また、「われわれは引き続き自らの発展によって地域と世界の共同発展を促し、各方面との共通利益の接点を広げ、中国の発展を実現すると同時に相手側、とりわけ発展途上国の正当な関心事項にも配慮する。われわれは引き続き国際的に通用している経済貿易ルールに基づいて市場参入を拡大し、法律に基づいて協力関係にある者の権益を保護する」と語りました。
さらに、「中国は引き続き先進諸国との戦略的話し合いを進め、周辺諸国との善隣友好と実務を重んじた協力関係を強化し、積極的に地域間の協力を繰り広げる。引き続き広範な発展途上国との連携と協力を強化し、多国間の外交活動に積極的に参与し、相応の国際義務を担い、建設的な役割を発揮していく」と述べました。(鵬)
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