松下電器(中国)有限公司(パナソニックチャイナ)と松下電器産業株式会社は中国日本友好協会と共に26日、北京市の中国大飯店で「松下グループ・中国環境フォーラム2007」を開催するとともに、中国における環境貢献企業を目指す「中国環境貢献企業宣言」を発表した。同宣言によると、松下グループは今後(1)高い環境保護性能を有する製品づくり(2)製造工場における環境への負担の軽減(3)従業員の環境意識の向上とエコ活動の展開ーーという3つの軸を中心にして、中国での環境保護活動を全面的に展開する。
中日友好協会の井頓泉副会長はフォーラムでのあいさつの中で「中国政府は省エネ・環境保護活動を経済発展の中で優先的に取り扱っている。中国は最大の発展途上国として、経済発展や国民の生活水準の向上に努めると同時に、環境保護にも一貫して尽力する」と発言。井副会長によると、中国の新しい指導者グループは「科学的発展観」という重要な理念を提起するとともに、第11次五カ年計画(2006ー2010年)の経済社会発展プランの中で小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的建設を明確に提起。また2010年をめどに、経済の急成長を維持すると同時に、単位国内総生産(GDP)当たりエネルギー消費量を20%引き下げ、主要な汚染物質の排出総量を10%削減することを明確な目標として掲げた。
フォーラムには政府関係者、環境専門家、環境保護機関関係者ら約250人が出席した。(編集KS)「人民網日本語版」より
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