チリ最高裁判所第二法廷の裁判官は、21日、「フジモリ元大統領のペルーへの引き渡しを認める決定を出した」ことを明らかにしました。
チリの最高裁第二法廷が下した判決によりますと、ペルーが申し立てていた13項目にのぼる告発のうち、汚職など7項目を認めたということです。
この判決結果を知らされたフジモリ氏は、軟禁されている場所でメディアに対して、「予想の範囲内の結果だ。政権を取っていた期間中の出来事については対応する自信がある」と述べました。
同じ日、ペルーのガルシア・ベラウンデ外相は、チリ最高裁の判決に歓迎の意を示し、「フジモリ氏に対して公開で、公正な裁判を行うことを保障する」とのペルー政府の姿勢を表明しました。(翻訳 朱丹陽)
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