中国の8月の消費者物価指数(CPI)は、去年の同じ時期より6.5%上昇し、10年来の最高を記録しました。しかし、専門家は「中国がすでにインフレの状態にあるとはいえない」と見ています。
中国国家統計局が11日発表した報告書によりますと、食品類、住居費など5種類の価格は上昇しましたが、衣類、交通、通信費は低下しました。
中国に全面的なインフレが現れるかどうかについて、国家統計局の姚景源首席エコノミストは「中国は現在、物価上昇の圧力に直面し、インフレのリスクが大きくなっている。しかしその状態になっているとはいえない。今年以来、マクロ経済の総供給と総需要が大体バランスを取っている状態は変わっていない。現在現れている現象はただ構造上の問題だ」と述べています。(翻訳:玉華)
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