国家統計局が12日に発表したデータによると、5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4ポイント上昇し、2年ぶりの最高値を記録した。うち、食品類の価格上昇が目立った。中国新聞社のウェブサイト「中国新聞網」が伝えた。
中国国家発展改革委員会・価格司の周望軍・副司長は同日、「CPIは主に食品類、工業消費財類、サービス類の3つの部分から構成される。うち、工業消費財類、サービス類の価格は比較的安定していたが、食品類の価格は、上げ幅はそれほど高くないものの、やや増加した。しかし、インフレを引き起こす程度ではない」と述べた。
周副司長はまた、次のように述べた。
中国の工業消費財は全体的に供給過剰となっており、工業品価格は十数年間にわたって下落を続けている。サービス類価格については、水道・電気・ガス料金を含め、基本的に政府が管理している。
現在、肉、タマゴ、牛乳の供給は比較的足りており、食品類価格が引き続き大幅に上昇する可能性は低い。市場供給の増加スピードが速いことは、価格が大幅に上昇する可能性がないことを示している。経済発展には価格上昇が必然的に伴うものだ。価格の上昇は投資を刺激し、供給を拡大し、最終的に経済成長を促進する。しかし、制限なく価格を上昇させるわけには行かず、抑制も必要だ。完備された社会保障制度の確立が根本的な解決策となる。(編集SN)「人民網日本語版」より
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