ここ数年、メディアでは常に教師に対してのマイナス評価が見受けられ、教師たち内部の差異も徐々に増加している。中国青年報が全国各地の読者1089人を対象に行ったアンケートでは、民衆が依然、教師のイメージを肯定的にとらえていることがわかった。回答者の91.5%が教師は尊敬に値する職業だと答えている。「中国青年報」が伝えた。
調査結果では、91.6%の人が、社会でもっとも優秀な人が教師になるべきである、としている。ある回答者は、「教師は社会全体でもっとも尊敬を受ける職業であり、もっとも優秀な人がなるべきだ。さもなければ、国家の発展・進歩は間違いなく影響を受けることになる」と書いている。
どのような人が教師として優秀なのか?ある回答者は、「能力の高い人が必ずしも優秀な教師とは限らない。よい教師はまず品徳が高潔でなければならない。なぜならば教師となって人を育てることは良心の仕事であるからだ」としている。
同紙の今年6月の「大学入試復活30年記念」調査(以下「大学入試調査」)のデータでは、大多数の人にとって、良い教師に対する考え方は数年前と著しく変化していることがわかった。現在の人々がもっとも賞賛する教師は、学識豊かな教師(81.6%)、授業のとき堅苦しくなく活発な教師(67.6%)、面白い教師(51.9%)の順になっている。大勢の目には、教師の知識や学識・教養を第一に重要だと映っており、その上で活発で愉快な教師が学生たちに評判がいいものとなっている。これまでの「一日師と為せば、終身父と為す」という型にはまったイメージはすでに捨て去られてしまった。
「人民網日本語版」
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