中国外務省の姜ユ報道官は8日、北京で、「台湾当局が『台湾・アフリカサミット』などのイベントを行う目的は、アフリカの発展を促すためのものではない」と語りました。
台湾当局は、9月、台北で「台湾・アフリカサミット」を行い、台湾といわゆる「国交関係」を結んだアフリカ諸国の首脳や一部のアフリカ国家の代表に出席してもらうことを発表しました。
姜ユ報道官は、これに対して、「陳水扁当局は、いわゆるサミットを開催する真意は、アフリカの発展を支持するのでもなければ、台湾人民の福祉を図ったものでもなく、あくまで、個人と政党の利益のためで、国際社会における台湾独立分裂活動を支持し、『金銭外交』を一層推し進め、中国、アフリカの友好関係を破壊することにある。これに対して、私たちは断固と反対する」と指摘しました。
姜ユ報道官は、「最近、中国とアフリカは従来の友好関係を土台に、引き続き掘り下げて関係を発展させ、各分野での協力は著しい効果を上げた。絶対多数のアフリカ国家は『一つの中国』を固く守っている。陳水扁当局のこの行動は、時代の流れに背いたもので、その企みは実現することができないものだ」と語りました。
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