イラクの大統領事務局は26日夜声明を発表し、「イラクのシーア派、スンニ派、クルド人勢力の指導者たちは、今後、相互の食い違いをできる限りなくし、国民融合策を推し進めることで合意した」と強調しました。
この声明は、「各派の指導者は、一連の会議を開いた後、イラクの政治と治安の危機を解決する方法を見出すことを決めた。また旧バース党のメンバーの公職復帰の制限を緩めることや州クラスの選挙を行うことでも合意した」としています。
この声明の発表後、イラクのマリキ首相、タラバニ大統領、スンニ派のハシミ副大統領、シーア派のアブドルマフディ副大統領とイラク北部クルド自治政府のバルザニ議長は、共にテレビに出ています。
同じ日、アメリカ・ホワイトハウスは声明を発表し、イラクの指導者層が宗派の食い違いをなくし、国民の融合実現で合意したことに歓迎の意を表し、「これは、イラクの各派が協力を行っていく上での重要な標識となる」と述べています。(翻訳:玉華)
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