イスラエルのメディアが21日明らかにしたところによりますと、イスラエルのオルメルト首相は、イスラエルとシリア両国の和平交渉を回復することに先立って、ゴーラン高原を返還するというシリア側の要求を拒否し、シリア側と直接対話することを主張し続けるとしています。
オルメルト首相はこのほどイスラエル北部を視察した際、「シリアのバサル大統領は両国の和平交渉を再開する前に、イスラエルにゴーラン高原を返還するよう要求してきたが、これは和平交渉に先決条件を設けたことになる。イスラエルはこれを受け入れない。イスラエル側は和平交渉のため譲歩はするが、このような条件は受け入れない」と強調しました。
シリアのバサル大統領は17日、「イスラエルが誠意を示すなら、シリアは『土地と平和の交換』の原則を守り、和平交渉を回復させるつもりだが、イスラエルはゴーラン高原の返還を保証しなければならない。シリアとイスラエルの和平交渉のために、第三国が調停の役割を果たしたいと提案した。シリアは関係者をこの第三国に派遣するつもりだが、イスラエル側と直接対話することはありえない」と述べました。(翻訳:周莉)
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