国連のパン・ギムン事務総長は10日ブリュッセルで、コソボの最終地位問題でについて、各関係者が「未成熟な単独行動」を取って、問題を複雑にしないよう警告しました。
パン・ギムン事務総長はこの日、EU・欧州連合のソラナ共通外交・安全保障上級代表との会談後の記者会見で、コソボもんだいについて早期に行動を取るよう国際社会に呼びかけました。同時に「あらゆる遅延と延期はコソボ問題の解決に不利で、ヨーロッパの団結にも不利だ」と述べました。
ソラナ上級代表は、「コソボ当局とセルビアとの話し合いを回復させ、国連安保理でコソボ問題についての決議を最終的に採択できることを期待する」と表明しました。
これに対して、セルビアのタディッチ大統領は10日ベオグラードで、「コソボが独立すれば、バルカン地区だけではなく、世界のほかの地区にも不安定要素をもたらすに違いない」と憂慮を表明しました。
(翻訳:東)
|