国連は28日、「2007年気候変動報告書」を発表し、気候変動に対応する最貧国や島嶼国家の能力向上を援助するよう国際社会に呼びかけました。
この報告書は「世界で、最貧国と島嶼国家の一人当たりの二酸化炭素の排出量は先進国の僅か14分の1だ。しかし、気候変動による脅威が最も大きい。海面が上昇するほか、旱魃や洪水などの災害が頻発し、土地のアルカリ化、近海漁業の損失、水による感染病の広がり、また、観光業にも影響を及ぼす。気候温暖化の勢いが抑制できなければ、今世紀の半ばまで、南太平洋の海面は25ミりから58ミリ上昇し、壊滅的な災難をもたらす可能性がある」と述べています。(翻訳:董燕華)
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