中国では、農村からの出稼ぎ労働者の規模が拡大するににつれて、親と一緒に都市部に移住した子供や逆に郷里に残り留守番をする子供の数が増えています。これらの子供の教育問題について、全人代・全国人民代表大会常務委員会の路甬祥副委員長は、28日、北京で、義務教育を平等に受けることを確保するため、関連部門と地方政府が解決案を見出すよう提案しました。
これは、路甬祥副委員長が、全人代常務委員会で、義務教育の状況調査に関する報告を行う際述べたものです。この中で、路甬祥副委員長は、「出稼ぎ労働者も、都市部住民と同じく、建設者であり、富の創出者でもある。公共サービスを享受する面で、平等の権利を持っている」と指摘しました。
また、留守児童について、路甬祥副委員長は、「政府と学校は相応の措置を取って、精神、勉強、暮らしなどの面で生じた問題や困難を、適時に解決すべきだ」と強調しました。(翻訳 朱丹陽)
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