国家発展改革委員会の解振華副議長は22日北京で、「中国の省エネと排気ガスなどの排出量の削減状況は依然として厳しい。このような状態はいち早く改めなければ、中国政府が制定した『第11次五ヵ年計画』での省エネと排出量削減での全般的目標の実現は難しくなる」と述べました。
解振華副議長はその際、「いまの最大の障害は、経済の発展過程における構造的な矛盾が比較的際立っていることだ。いまの内外市場の需要の増加と資金などの増加から、一部地方のプロジェクトを実施し、生産能力を拡大する意欲が強くなったことから、エネルギーの消費が多く、汚染度が高い業界の生産、輸出と投資などはかなり増加している。これは、エネルギーの消費量の急増を招くに違いないな」と述べました。
解振華副議長はまた、「中国はいま、対策を講じ、経済構造を調整し、サービス業を大いに発展させると同時に、第2次産業であるハイテク産業とエネルギーの消費が少なく汚染度が低い産業を発展させている。また、エネルギー消費の多い業界の淘汰にも力を入れている」と語りました。(翻訳:玉華)
|