中国全国人民代表大会常務委員会の盛懐仁副委員長が率いる中国全人代代表団は8日、アメリカ上院との定期交流の第4回会議を終えました。会議期間中、双方は中米関係、台湾問題、議会交流、経済貿易協力、エネルギー及び環境保護などの問題について意見を交わしました。
双方は会議の中で、ここ数年間における中米関係の発展を顧み、胡錦涛国家主席とブッシュ大統領が達成した重要な共通認識を確実に実施することは、両国の建設的な協力関係を一層推進することに重要な意義を持っていると強調しました。
台湾問題について、盛懐仁副委員長は、中国政府の原則と立場を再び表明し、「現在、台湾海峡の情勢は、非常に複雑かつ敏感なものである。アメリカが中国への約束を厳守し、台湾海峡の安定と中米関係の大局を維持するため、中国とともに『台湾独立』勢力に反対し、それを抑制するよう中国側は希望している」と強調しました。
これに対し、アメリカは理解を示し、引き続き両国の3つの合同コミュニケの原則に基づいて、台湾問題を処理すると表明しました。
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