中国国際放送局、広西(カンシ)チワン族自治区放送映画テレビ局と自治区の人民放送局、テレビ局および香港のフェニックス・テレビが合同で主催した「中国・ASEAN=協力の旅」の合同記者団が12日ヤンゴンに到着し、管木・ミャンマー駐在中国大使にインタビューしました。
その際、管木大使は「1949年新中国が成立した後、ミャンマーは率先して中国と国交を樹立した。ミャンマーはまた、中国に対する帝国主義の禁輸と封鎖を突破し、率先して中国へゴムを輸出した。中国に隣接するミャンマーはさらに、率先して外交ルートによる国境画定問題の解決を模索し、中国と『友好相互不可侵条約』を結んだ」と語りました。
管木大使は、「1950年6月8日、ミャンマーと中国が国交を樹立して以来、両国関係が平和共存五原則に基づいて進展している。平和共存五原則は中国、インド、ミャンマー3カ国(1954年)が共同で提唱したものである。ミャンマーはアジアの平和と中国との友好関係に大きく寄与した」と述べました。
ここ数年、中国とミャンマーの経済貿易が緊密となり、これについて管木大使は、「両国間の経済貿易協力には補完性が強く、大きな潜在力がある。現在、中国企業はミャンマー市場への進出を拡大している。ミャンマー政府は中国企業との協力を支持し、国民も歓迎している。現状を見れば、中国企業のミャンマー進出は大きな将来性があり、両国と両国民により大きな利益をもたらしていくことがわかる」と語りました。
去年10月、中国とASEAN対話関係構築15周年記念サミットが広西(カンシ)チワン族自治区の南寧市で開催され、中国とASEAN諸国との枠内協力の推進が決定されました。
管木大使は、「ミャンマーはASEANの一員である。中国はASEAN諸国との枠内協力を展開し、政治、経済など様々な分野でミャンマーとの協力を推進していく」と語りました。
今回の「中国・ASEAN=協力の旅」合同記者団の取材活動をめぐり、管木大使は、「合同記者団の取材活動は中国とASEANとの協力の重要な一環である。十分な相互理解は良い協力の基礎である。十分な相互理解の上、我々の協力が強化され、順調に進展していくことが出来る」と語りました。
管木大使は最後に、中国国際放送局のミャンマー語放送を通じ、ミャンマーの国民に挨拶しました。
管木大使は、「私はここでミャンマーの国民に対し、幸せ、安定と健康および国民の努力による国家の前進を祈る」と述べました。
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