台湾中原大学の高孔廉教授は4月30日、「台湾の学生を大陸に引付け、台湾の大学が大陸で学生を募集することは、海峡両岸の若者の相互理解を深めることができ、またこれら若者は将来の両岸関係の発展によりよい役割を果たすことができる」と述べました。
これは高孔廉教授が、30日午後、第三回海峡両岸経済貿易文化フォーラムの閉幕後に記者に語ったもので、高孔廉教授は、「大陸の学生が台湾の大学を受けることは、海峡両岸の学生の往来数でのバランスと取ることができる。いまの状態は、台湾の学生だけが大陸に就学に来ている状態であり、大陸の学生の台湾への就学は実現していない。大陸側は台湾大学の学歴を承認していることから、台湾側がこれにどう応じるかが期待されている」と述べました。
また今回フォーラムに参加した代表たちは、海峡両岸の直接の就航と文化教育、及び観光という三つのテーマをめぐって踏み込んだ協議を行ない、今回フォーラムの合同提案を採択しました。
今回フォーラムについて清華大学台湾問題研究所の殷存毅副所長は、今回フォーラムはテーマが多く、豊かな成果があり、これは海峡両岸の交流分野は幅広いことを証明したと強調したあと、今回フォーラムが海峡両岸の直接の就航をテーマにしたことの重要な意義を強調し、その実現はまず、台湾の運航業にとって非常によい役割を果たすだろうと述べました、
殷存毅副所長は、その際、全面的な直接の就航は国際的企業の台湾での投資と発展にもプラスとなるほか、大陸住民の台湾観光に大きな便宜を提供するし、更には海峡両岸の産業的協力のレベルアップに役立つと強調しました。
殷存毅副所長は、また、海峡両岸の文化と教育の交流は今後の双方の関係の発展にとっては非常に重要なことだと強調しました。
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