中国外務省の劉建超報道官は1日北京で、「セントルシアと台湾とのいわゆる外交関係の回復は、中国とセントルシアとの国交樹立に関するコミュニケの原則に公然に違反しており、中国の内政に対する横暴な干渉である。中国はこれに憤りを覚え、反対を表明する」と述べました。
台湾がこのほど、セントルシアとの外交関係の回復を発表したことを受けて、劉建超報道官は1日の記者会見で、「セントルシア駐在の中国大使は、セントルシア政府に強い抗議を申し入れ、1997年の国交樹立についてのコミュニケの原則に基づき、台湾当局との国交回復という誤った決定を直ちに改め、一つの中国という立場に戻るようセントルシア政府に要求した。セントルシア側がこれに応じなければ、これによって生まれる結果の全責任を負わなくてはならない」と強調しました。
劉建超報道官はまた、「台湾当局は世界で金銭外交に全力をあげ、『二つの中国』や『一つの中国一つの台湾』をつ作り出そうとしているが。これは人心にそむき、成功しない」と指摘しました。(翻訳:董燕華)
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