ウクライナ最高会議のモロス議長は6日,キエフの記者会見で、「政治的危機を解くため、最高会議はユーシチェンコ大統領に譲歩する」と表明しました。
モロス議長は、「最高会議はこの日、議会規約改正に関する決議案を採択した。この決議案は、議会での多数派連盟は、議会内部の党派や団体を基にして結成できるもので、議員個人による多数派加入を許可しない。この多数派の結成は憲法と議会の規約に基づくものだが、大統領からの疑問をなくすため、議会はその規約を改正した」と述べました。
同じ日、議会は大統領が審議に付した『多国籍軍による軍事演習に参加する外国軍隊の入国許可』に関する提案を採択しています。
また、この日、ロシアのプーチン大統領はウクライナ情勢について、ウクライナのユーシチェンコ大統領と電話会談を行いましたが、プーチン大統領は、席上、ウクライナの政治的危機がその社会と経済の発展、それにロシアとの二国間関係にマイナス的影響を与える可能性があるとの憂慮を示し、、ウクライナ情勢の一日も早く正常化を期待していると表明しています。(翻訳:姜平)
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