世界銀行は5日調査報告を発表し、「東アジア地区は1997年のアジア金融危機に見舞われた後、景気は好調に回復し、東アジア諸国の経済力が10年前より強くなり、貧困人口も減少した。こうしてこれら諸国の世界経済における役割は重要になってきたが、多くの課題が残っている」と述べました。
この報告は、「去年、日本を除く東アジアの多くの国と地域は5%以上の経済成長率を見せ、とりわけ、中国の経済成長率は10.7%にまで上がった。これまでの10年、中国は世界の経済大国の仲間入りを果たし、貧困人口を5割減らしている」としています。
この報告は、更に「東アジアの景気回復に伴い、新しい課題も出てきた。これら課題には、高い経済成長率を保つ同時に持続可能な発展をいかに維持していくか、貧困撲滅を如何に進め貧富の格差を如何に縮めるか、また政府による効果的な管理をいかに実施するかなどが含まれている」と指摘しました。(翻訳:姜平)
|