世界銀行は13日、「2007年世界の経済展望」という報告書を発表しました。それによりますと、今後25年間に、グローバル化によって、全世界の一人当たりの収入が急速に増加し、そのうち、発展途上国は最もその恩恵を受けるようになる、ということです。
また、この報告書は「今年、発展途上国の経済が急速に成長し、その成長率はおよそ7%に達する見込みである。また、発展途上国の経済成長で、世界経済の伸び率は3.9%になると見られている」とした上で、また、「発展途上国の経済成長は、世界の貧困撲滅に大きな影響を及ぼす。2030年になると、世界で、毎日の生活費が1ドル以下の人口は現在より半分に減る可能性がある。その上、発展途上国では、いくらかゆとりのある中流人口の人数が今の2倍となる」としています。
さらに、報告書は、「中国、インドその他の新市場の成長は、他の発展途上国や先進国の輸出増加に大きなチャンスを提供した」と指摘しています。
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