中国の李勇財務次官は23日、ワシントンで開かれた世界銀行とIMF ・国際通貨基金合同開発委員会会議で講演し、クリーンエネルギーと開発投資の枠組などの課題についての見方を述べました。
エネルギー問題について、李勇財務次官は「まず、国際社会は、エネルギー供給を拡大し、発展の需要を満すことを優先的に考慮すべきだ。そして、クリーンエネルギーの生産と供給を促し、気候の温暖化を抑制すべきだ。また、国際社会は技術譲渡を積極的に推進させ、発展途上国のクリーンエネルギーの開発を援助すべきだ。さらに、発展途上国の気候温暖化対応への援助で、その自主的発展権力を尊重すべきだ」と述べました。
国連のミレニアム目標について触れた際、李勇財務次官は「ミレニアム目標の実現を確保するため、国際社会は3つの問題を重点的に解決すべきだ。そのひとつは、発展途上国への資金援助を拡大し、これらの資金がミレニアム目標を目指して、効果的に使用することを確保すべきだ。その二は、発展という課題をWTO ・世界貿易機関のドーハ交渉の主題にするべきだ。その三は、多国間債務を削減すべきだ」と述べました。
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