イスラエルの首相官邸は4日夜声明を発表し、「シリア政府による暴力放棄はイスラエルとの和平交渉再開の前提である」と強調しました。
この声明は「アメリカ議会下院のぺロシ議長の表明は、イスラエル政府のシリアに対する立場の転換を意味してはおらず、オルメルト首相はシリアとの和平実現の意向があるものの、その前提条件としてシリアが率先して暴力を放棄することを要求している」としています。
報道によりますと、ダマスカスを訪問したアメリカ議会下院のペロシ議長は、この日、和平交渉の再開に応じる用意があるというオルメルト・イスラエル首相のメッセージをシリアのアサド大統領に伝え、アサド大統領はこれを受け、和平交渉再開に向け、イスラエルと接触する用意があると前向きな姿勢を示しました。(翻訳:聶)
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