3日付けの河北新報によると、外国人による外国語のラジオ番組が、仙台市コミュニティーFM局「仙台シティエフエム」で始まった。進行役は宮城県内に住むアメリカ人で、中国、韓国などの出身者も加わる予定だという。日本での生活で日ごろ感じていることを、お国の言葉で率直に話してもらう。東北のラジオ局で外国語の番組を制作する例は珍しいという。
番組名は「ワールドワイドレディオ」。毎週水曜の午後6時半から30分間、好きな音楽を流したり、日本に来たきっかけや日常生活で気付いた事、母国との文化の違いによる悩みなどを話したりしている。
3月から進行役を務めるのが、名取市のアメリカ人ジェレミー・ジェンキンスさん。4月以降は、中国や韓国、ネパールなどの出身者も加わる予定だ。
9年前に来日した同町の中国出身イチゴ農家の平間依娜さんが「ファクスや電話で中国の曲のリクエストもできればいい」と張り切る。
ラジオ3が聴取できる地域は仙台市や多賀城市、富谷町などに限られるが、地域外でも、ラジオ3のホームページからダウンロードすれば番組の話の部分を聴けるようにする構想もある。
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