パレスチナ自治政府のアッバス議長は25日、ヨルダン川西岸の都市ラマラで、アメリカのライス国務長官と会談を行い、サウジアラビアがリーダーとなりうる特別委員会の設置を含むアラブ諸国の中東和平プロセス参与の可能性などについて協議しました。
関係筋によりますと、この特別委員会は中東問題関連の四者(国連、EU、アメリカとロシア)、それにパレスチナ、イスラエルと協力を行い、アラブ連盟首脳会議で可決された『平和提案』の実施を促がしていくことになります。
関係各方面は、来週サウジアラビアで行われるアラブ諸国首脳会議でこの委員会の任命を提起することになっていますが、イスラエル政府の報道官は、この委員会の設置を受け入れるだろうと述べました。
また、ライス国務長官はアッバス議長との会談後の共同記者会見で、紛争を終結させるため共同行動案を確定するようパレスチナとイスラエルに呼びかけました。
(翻訳:謝東)
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