アメリカ財務省のグレーザー副次官補は19日北京で、「マカオのバンコ・デルタ・アジア銀行に凍結された朝鮮口座の解除問題で、アメリカと朝鮮が合意に達した」と発表しました。
これは、グレーザー副次官補が6ヶ国協議に参加するアメリカ代表団のヒル国務次官補との共同記者会見で述べたものです。グレーザー副次官補が会場で配ったアメリカ財務省の声明の中には、「朝鮮は、マカオのバンコ・デルタ・アジア銀行に凍結された約2500万ドルの朝鮮の資金を解除し、北京のある銀行に振り込むとアメリカに提案した。朝鮮はこの資金を教育と人道主義的活動など国民の生活改善に用いることを保証した」との内容が記載されています。
グレーザー副次官補はまた、「朝鮮口座の凍結問題はこれで解決できると信じている」とした上で、「アメリカ財政省がマカオのバンコ・デルタ・アジア銀行に対して行っている金融制裁は継続していく方針だが、この問題についてアメリカはマカオと引き続き協議する」と指摘しました。
これに対して、ヒル国務次官補は、「朝鮮凍結口座の解決が6者協議に現れる諸問題を解決するための基礎を固めた」との考えを示しました。(翻訳:姜平)
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