中国の中央銀行である中国人民銀行の周小川総裁は12日北京で、株式市場の動きは世界規模で互いに影響しあうものだと指摘しました。
これは周小川総裁はこの日開かれた記者会見で述べたものです。2月末、全世界の株式市場は同時に大幅に下落しました。それは中国上海の株式市場の変動によるものだと見ている人がいます。このことについて、周小川総裁は、「株式市場の動向は、市場やマクロ経済、及び上場会社など多くの原因による可能性がある。過剰流動性は株式市場と不動産市場を含む資産市場に対して、必ずしも直接的な衝撃や影響を及ぼすとは限らない」と述べた上で、「しかし、各国のマクロ調整を行う部局は過剰流動性の問題を重視し、それに対して、安定かつ適切な収縮政策をとるべきだ」と指摘しました。(翻訳:周莉)
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