中国の中央銀行である中国人民銀行反マネーロンダリング局の蔡憶蓮副局長は19日北京で「中国に進出している外資系銀行は中国の関係部門の監督・管理を受け、反マネーロンダリングの義務を履行しなければならない」と強調しました。
これは蔡副局長がこの当日の記者会見で明らかにしたものです。中国がWTO世界貿易機関に加盟する時の公約によりますと、今年の年末までに、人民元業務は外資系銀行に向けて全面的に開放されることになっています。今、中国ではマネーロンダリング犯罪活動が外資系銀行へも浸透していると見られています。これについて、蔡副局長は「今、中国系銀行の範囲内で実施されている対策、たとえば観客の資料と取引内容の保存制度や、疑いがある大口取引に関する報告制度などは外資系銀行にも適用する」と述べました。
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