中国の中央銀行である中国人民銀行の項俊波副総裁は6日、中国政府はこれからも安定した財政政策を実施し、信用貸付けの伸び幅を合理化していくとの考えを示しました。
これは、中国東部の江蘇省常州市で行われた会議で明らかにしたものです。
それによりますと、貸付利率と預金準備金率に対する調整を通じて、去年末までに、全国の金融機構の貸付けの伸び幅は下がりました。しかし、国際収支のアンバランスや物価の上昇、インフラによる圧力などの問題が出てきており、これに対応するため、政府は中長期貸付を合理的に規制し、特にエネルギーの消耗が高く、汚染のひどい企業への貸付けを厳しく規制しています。一方、これからは農村地区や中小企業への支援を続けていく方針です。
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