イランのアハマディネジャド大統領は20日、「もし西側諸国がその核燃料製造施設を閉鎖するなら、イランもウラン濃縮活動を一時的に停止する」と述べました。
アハマディネジャド大統領はこの日、イラン北部のギランで演説を行い、「西側諸国は、核交渉再開のため、核燃料製造施設の閉鎖をイランに求めている。そのこと自体は問題はないが、正義と公平という観点から見れば、イランと協議する側もその核燃料製造施設を閉鎖すべきだ。イランは、既に交渉の用意ができているが、この交渉は公平な条件の下で行われるべきだ」と述べました。
同じくこの日、イランのラリジャニ核交渉主席代表はウィーンでIAEA・国際原子力機関のエルバラダイ事務局長と会談した後、「ウラン濃縮活動の停止を西側諸国との交渉の前提にすることはできない。イランの核計画が、軍事的な目的に用いられることはない」と述べました。
(翻訳:洋)
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