パレスチナ自治政府のハニヤ首相は12日、ファタハとハマスが合意した「メッカ協定」を尊重し、パレスチナへの経済封鎖を解除するよう、国際社会に呼びかけました。
この日の夜、ハニヤ首相はテレビで、「中東問題に関わる国連、EU・欧州連合、アメリカ、それにロシアは、この協定がパレスチナ人の願いであることを認めるべきだ。この協定を尊重して、経済封鎖を解除すべきだ」と述べました。
イスラエルのオルメルト首相は、「まもなく発足するパレスチナ民族連合政府は、アッバス議長にとっては試練である。もし、連合政府がイスラエルに引き続き『過大な要求』を出すなら、アッバス議長の立場はハマス寄りになったことを表している」と強調しました。
ヨルダンのアブドラ国王は、この日、アッバス議長と会談する際、「自主独立のパレスチナ国家の建国の目標を実現するには、第一に内部の団結と和解を実現させるべきだ」と語りました。
また、EUの外相会議は12日、「メッカ協定」を歓迎する決議を採択し、合法的なパレスチナ政府といつでも協力する準備が整っているとしています。(翻訳:朱丹陽)
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