モザンビークのゲブザ大統領の招きで、胡錦涛国家主席は8日、モザンビークの首都・マプートに入り、モザンビークへの公式訪問を始めました。今日のこの時間はこの訪問についてお伝えしましょう。
アフリカ南東部に位置するモザンビークはインド洋に面した国で、スワヒリ語では「モザンビーク」は「光が来る(光明が来る)」という意味です。
モザンビークが独立前、中国はその独立運動を全力で支援しました。1975年6月25日、モザンビーク独立の当日、中国は直ちに、モザンビークと国交を樹立しました。国交樹立30数年来、中国とモザンビークは深い友情を結びんできました。今回の胡錦涛国家主席の訪問は中国国家元首として初めてのものでモザンビーク政府と国民の大歓迎を受けています。
モザンビークのゲブザ大統領は空港で胡錦涛国家主席の一行を出迎え、空港で盛大な歓迎式典を行いました。
今お聴きいただいているのは数千人モザンビーク国民が美しい民族衣装を纏い、歌ったり踊ったりして、胡錦涛国家主席を歓迎している様子です。
モザンビークは国連に後発発展途上国と定められ、中国は長年にわたって、援助を提供してきました。特に国会議場、外務省、国際会議センターなどの建設を支援してきました。また、去年、中国はモザンビークの国立競技場の建設も支援すると約束しました。
胡錦涛国家主席はマプートに到着した後、ゲブザ大統領と会談を行いました。会談後、両国の元首は経済技術、農業、教育、スポーツなどの8つの協力文書の調印式に出席しました。記者会見の際、胡錦涛国家主席は「今回の訪問は中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットの成果を着実に実行するためのものであり、更に両国の長年の友情を深め、実務的な協力を拡大し、共同発展を進めていく」と述べました。
胡錦涛国家主席はまた「中国とモザンビークの共同の努力の下で、両国の友好協力関係はよりよい未来を迎えるものと信じている」と述べました。
これに対し、ゲブザ大統領は「胡錦涛国家主席の訪問は両国の長い間の友情の結果であり、中国がモザンビーク共和国との友情を重視していることを示している。今回の訪問では両国指導者は国際情勢について意見を交わし、両国が共に世界の平和と安全のために努力することを約束しあった。また、今日、調印した内容はモザンビークの経済発展と貧困撲滅に大きな貢献をすることになる」と述べました。
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