ロシアのラブロフ外相は3日、「欧州におけるアメリカとロシアの軍事的な均衡状態は崩れかけている。ロシアは欧州におけるアメリカの軍事的優位の増大に憂慮している」と述べました。
ラブロフ外相は、ミュンヘン安全保障会議の来週の開催に先立って、ドイツの週刊誌「デア・シュピーゲル」の記者のインタビューを受け、「旧ソ連の解体後、いくつかのワルシャワ条約機構加盟国はNATO・北大西洋条約機構に加盟したため、東側と西側の有する通常兵器の数はアンバランス状態となった。ロシアはアメリカのチェコやポーランドでのミサイル防御システム配備計画に反対する。その理由はこのシステムが攻撃という目的に使われやすいからである」と述べました。(翻訳:董燕華)
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