フィリピンを訪問中の中国の温家宝首相は15日マニラで、フィリピンの首都アロヨ大統領と会談を行いました。
温家宝首相は席上、「中国とフィリピンとの国交樹立32年来、両国関係は長足な発展を遂げた。いま、中国とASEAN(東南アジア諸国連合)との関係は日増しに深まり、東アジア地域の協力は強化されてきている。これは、両国関係の発展にこれまでにないチャンスとより大きなスペースを提供している。中国政府は平等、相互信頼、互恵と互利を踏まえ、フィリピンとの各分野での協力を深めていきたい。同時に、中国側はフィリピンとの協力を密接にし、中国?ASEAN関係の発展と東アジア協力プロセスを推し進め、この地域の平和、安定、繁栄を維持するため貢献していきたい」と述べました。
これに対してアロヨ大統領は、「フィリピンは中国を重要な協力パートナーと見なしており、潜在力を掘り起こし、二国間の経済協力と貿易、および投資での協力規模を拡大していきたい。また、中国企業のフフィリピンへの投資、特にフィリピンの農業、漁業、インフラ整備などへの中国企業の参与を歓迎する。フィリピンは、南中国海の中国との共同開発に努めていく」と述べました。
会談後、両国指導者は、双方の経済協力と貿易、文化、金融などの分野の多項目の協力文書の調印式に出席しました。(翻訳:玉華)1月16日
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