中国外務省の劉建超報道官は8日、北京で「中国政府は、アメリカ政府が陳水扁氏の入国を許可したことに重大な関心を寄せ、アメリカ側に厳しい申し入れを行った」と語りました。
伝えられるところによりますと、アメリカ側は、陳水扁氏がニカラグア大統領の就任式に出席する前後、アメリカへの入国を許可しましたが、劉建超報道官はこれについて、「中国は、アメリカと台湾とのいかなる政府間往来にも断固として反対している」と述べた上で、「陳水扁氏のアメリカ入国の本当の目的は、中国を分裂し、中米関係を破壊することにある。中国は、アメリカに対して、一つの中国政策を堅持し、中米間の三つのコミュニケを遵守し、台湾独立に反対する約束を守ること、また台湾海峡の平和と中米関係の大局を維持するため、いかなる口実によるアメリカでの活動も許可せず、「台湾独立」の分裂勢力に誤ったシグナルを出さないよう求めた」と語りました。
(訳:傅 穎)
|